ノロウイルス消毒はアルコール?次亜塩素酸?ハイターでの作り方!

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消毒液

これからノロウイルス感染者が増えてくる時期ですね。
ノロウイルスは感染力が強いことから、きちんとした対処・消毒をしないと家族みんなが感染…ということもありえます。

そこで、今回はノロウイルスの正しい消毒方法と、家庭で簡単にできる消毒液の作り方についてお話ししたいと思います。

目次

ノロウイルスの消毒にアルコールは効果ある?

最近では、手指の消毒にお使いくださいと、アルコールがお店の前においてあったりするのを見かけます。
確かに、消毒というと「アルコール」が思いつきますよね。

でも、実はノロウイルスにはアルコール消毒は効果がありません。
ノロウイルスはアルコールに対する抵抗性が強いことがわかっていて、スプレーをしたり、直接ふいても全く意味がないのです。

ただし、ノロウイルス感染を防ぐために手指をよく洗いますが、その後にアルコールを手にすりこんで使用することは手洗いの効果を高めるので、全く無駄というわけではありません。

ノロウイルスには効果がありませんが、感染予防対策として置いておくといいですね。

では、ノロウイルス消毒には何を使うといいのかというと…

・次亜塩素酸ナトリウム
・加熱(85℃で1分間以上)

この2つを厚生労働省では推奨しています。

加熱処理できるものは良いのですが、嘔吐物やそれで汚れてしまった床などは加熱処理ができませんよね。
そこで主に使うのが、次亜塩素酸ナトリウムです。

では、次亜塩素酸ナトリウムってどんなものに含まれているのかみていきましょう。

ノロウイルスの消毒に使う次亜塩素酸って?

私たちの身のまわりにある次亜塩素酸系の液体といえば、ハイターやブリーチがそうです。
これらの商品は正確には、次亜塩素酸ナトリウムを含む塩素系漂白剤になります。

ハイターにある表記を見ると、「次亜塩素酸ナトリウム(塩素系)」と書いてあります。
もしおうちになくて、これから購入される場合は、必ず「次亜塩素酸」と書かれているかチェックしましょう!
そうでないと、せっかく消毒しようと思っても効果が得られません。

消毒をする際ですが、次亜塩素酸ナトリウムをそのまま使ってはいけません。
次亜塩素酸ナトリウムの原液は濃度が高すぎるのです。
ハイターなどの塩素系漂白剤の濃度は約5%です。

そこで、次亜塩素酸ナトリウムを水で希釈して消毒液を作ります。

嘔吐物や便が付着した床、トイレ、衣類などの消毒をする場合は、濃度0.1%(1000ppm)の消毒液を作ります。
おもちゃ、調理器具、ドアノブなど直接手に触れる部分を消毒する場合は、濃度0.02%(200ppm)の消毒液を作ります。

では、消毒液の作り方をご紹介します。

ノロウイルスの消毒 ハイターでの作り方はこう!

用意するもの

・ハイター
・ペットボトル500mlと2Lの2種類
・金属製ではないじょうご
・水
・ビニール手袋

ハイターの原液は強アルカリ性なので素手でさわらず、ビニール手袋をつけて作るようにしましょう。
もし皮膚についた際は、すぐに大量の水で十分に洗い流してください。

 

作り方(0.1%消毒液)

1.500mlペットボトルの半分くらい水をいれます。

2.ハイターの原液を10ml入れます。
この際、ペットボトルのふたを利用します。
ペットボトルのふた1杯は約5mlになるので、2杯入れます。

3.さらに水を加えて500mlにします。

4.ふたをしっかり閉めて、液剤を混ぜます。

 

作り方(0.02%消毒液)

1.2Lペットボトルの半分くらい水をいれます。

2.ハイターの原液を10ml(ペットボトルのふた2杯)入れます。

3.さらに水を加えて2Lにします。

4.ふたをしっかり閉めて、液剤を混ぜます。

 

ペットボトルを使うと、とても簡単に消毒液を作ることができます。
ペットボトルの口に取り付けられる霧吹きヘッドは100均などで購入できるので、一緒に準備しておくと消毒作業をするときに便利です。

ペットボトルで消毒液を作った際、誰かが水と間違えて飲んだりしないよう必ず「消毒液」と書いておくようにしましょう!
そして、子供の手が届かない場所に保管するように気をつけましょうね。

消毒液使用の際の注意点

作った消毒液は時間が経つと効果が薄れてくるので、こまめに作って使い切るようにしましょう。
・使用する際は、換気をしながら使いましょう。
・酸性のものと混ぜると有毒な塩素ガスが発生するので、絶対に混ぜないこと。
・目に入った際はすぐに水で洗い流し、医師の診察を受けましょう。
・金属に使用した際は、消毒後、洗い流すかふき取るなどをしてください。
・濃度が濃いと漂白作用が強くなり色落ちの原因になるので気を付けてください。

自分で手作りするのがめんどくさい、小さな子供がいるから塩素系漂白剤はちょっと…というご家庭には、こんな商品もあります。

まとめ

ノロウイルスはきちんと消毒し、嘔吐物を片付ける際はマスク、手袋などをつけて処理しないといけないほど強力なウイルスです。

消毒液の作り方を知っておけば、急な嘔吐の際にもすぐ対応できるので安心です。
ノロウイルスに感染しないのが一番ですが、万一のためにしっかりと二次感染対策を行いましょう。

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