
子供がとびひになると、ひどい時には体中に病変が広がります。
見た目にも目立つので、親御さんとしても心配ですよね。
特に、保育園や幼稚園に通っていると登園させても良いのだろうか?と迷われると思います。
そこで今回は
・とびひになったら保育園は登園禁止!?
・とびひの完治の目安
についてまとめています。
とびひは保育園登園禁止!?
保育園や幼稚園では、他の園児に移る可能性のある感染症などは登園禁止になることがあります。
これは、学校保健安全法に定められているのですが、とびひに関しては、登園に制限はありません。
といっても、とびひは別名「伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)」と言われ、細菌による皮膚の感染症。もちろん、人から人へ移ります。
ですから、医師の診断のもと、患部をガーゼや包帯で覆うなどの対策は必要です。
また、園によっては独自のルールを設けているところもあるので、登園前に確認しておきましょう。
ちなみに、うちの子供達の幼稚園では「医師の許可があり、ガーゼなどで覆っていれば登園可能」と言われています。
しかし、プールなどは患部すべてがかさぶたになるまでは入れないことになっています。
これについては、日本臨床皮膚科医会、日本小児皮膚科学会が共同で統一見解を出しています。
かきむしったところの滲出液、水疱内容などで次々にうつります。プールの水ではうつりませんが、触れることで症状を悪化させたり、ほかの人にうつす恐れがありますので、プールや水泳は治るまで禁止して下さい。皮膚科Q&A
私は子供の頃、よくとびひになっていたのですが、プールにずっと入れずに悲しい思いをしたことを今でも覚えています。
夏にとった写真には、腕や足に包帯をグルグル巻いている姿も…(苦笑)
できるだけ悪化させないように、早めの治療が大切です。
今後は、虫刺されやあせもなどができた時には、掻きむしらないように普段から気を付けることも大切ですね。
とびひの完治目安は?
では、とびひはどういう状態が完治したというのでしょうか。
一般的には、とびひが乾燥して、かさぶたが自然に脱落するまでと言われています。
平均すると1週間程度。
早期治療をはじめ3日~5日で消失する人もいれば、治療が遅れて2週間以上と長引く人もいます。
やはり、早めに皮膚科に行き、適切な治療を受けることが最善の方法です。
また、きちんとホームケアを行うことで完治も早くなります。
>>とびひを早く治すにはお風呂に入っちゃダメ?ホームケアのコツ!
かゆみがなくなったからとか、かさぶたがなくなったからと言って自己判断で治療をやめずに、最後はお医者様に診てもらってくださいね。
とびひは、本当にあっという間に症状が広がります。
たった1つ残っていた水泡が、つぶれてまた再発…なんてことも。
子供の頃、何度も繰り返していた私ですが、ちゃんと病院に通って治療したおかげで痕もまったく残っていません^^
さいごに…
夏場によく流行するとびひ。
かゆみもあって、子供にそれを「かいちゃダメ!」と我慢させるのもつらいですよね。
皮膚の表面をかきむしってしまわないように、爪を短くすることもお忘れなく!