新しいことを始めようと思い「仕事がしたい!」というお母さんもいらっしゃると思います。
でも、保育園の空きがない…というお母さんなら、一度はヤクルトレディの仕事に興味を持たれたことがあるのではないでしょうか?
実は私も過去にヤクルトレディの仕事をしておりまして、妹は現役でヤクルトレディとして活躍しています。
お互い、住む地域が違うので勤めているセンターは違うのですが、収入体系や仕事内容はほぼ一緒です。
ネット上には色んな情報があるのですが、その大半の内容は間違いが多く、最初は私もその情報を鵜呑みにしてビビりながら入社しました(笑)
では、実際はどうなのか?
ヤクルトレディの仕事についてご興味があるあなたに、収入はどのくらいなのか?買い取りをしなくてはいけないという噂は本当なのか?という疑問についてお話しさせていただきます。
※地域によって、お仕事体系など若干の違いがある場合がありますのでご了承ください。
詳細は、お住まいの地域のヤクルトセンターにお尋ねください。
ヤクルトレディの収入はどれくらい?
まず、ヤクルトレディは個人事業主扱いになり、普通のパートさんとは雇用形態が違います。
ヤクルトの販売会社から委託を受けて、ヤクルト商品を販売するという立場になります。
わかりやすくいうと、あなたが八百屋さんを開業したとします。
八百屋さんは、商品を仕入れるために毎朝、市場へ買い出しに出かけます。
そして、そこで仕入れた商品を自分のお店で売ります。
これをヤクルトに置き換えると、商品を仕入れる市場が「ヤクルト販売会社」にあたり、八百屋さんの店主である「ヤクルトレディ」は、販売会社から商品を仕入れて、お客様へヤクルト商品をお届けすることになります。
個人事業主ということなので、一番最初に「開業届」を提出します。
そして、確定申告も必要です。
が、確定申告などの難しいことは全て会社がやってくれるので、個人事業主だからといってもヤクルトレディさんが何でも1人でやらなくてはいけないわけではありません。
そして本題である収入についてですが、通常のパートさんなら【働いた時間×時給】という形で給料が支払われるわけですが、ヤクルトレディは毎月の売り上げ金から、商品代金と諸経費が差し引かれた額が収入となります。
大体、私や妹の収入は売上の23%くらいが手取り額という感じでした。
ただ、この割合については販売会社によって多少の違いがあるかもしれません。
そして、それ以外に諸経費というものが差し引かれます。
その諸経費となるものは…
・自転車やバイク(ジャイロと言います)のリース料
・保育料(子供の託児所)
・雑費(資材代など)
・ヤクルトスワローズ後援会費
などです。
これは、私達が負担すべきお金なので、給与から差し引かれます。
働かれる場所によって様々かと思いますが、私の場合は最初の3ケ月間は収入補償というものがあり、月8万円が必ず頂けるようになっていました。
その間に、お客様へ商品のお届けをしながら、空いた時間にお客様を社員さんと一緒に増やしていく活動をするのです。
3ヶ月目以降は自分の頑張り次第ですが、お客様が減ってきたりすると社員さんが収入を上げるために、お客様への営業活動を手伝ってくれたりしました。
前任のヤクルトレディさんが辞めて引き継ぐ形がほとんどで、そのレディさんのお客様が丸々自分のお客さんになるので、収入0からのスタートということはありません。
ただ、担当地域によってお客様の数や売り上げ額は違うので、良い地域を引き継げば収入は良いし、少ない地域を引き継いだ場合は、売り上げをあげるために新規のお客様開拓をします。
頑張れば頑張っただけ、収入が上がるお仕事です。
私の平均収入は月7万円~8万円ほど。
稼いでいる人だと12万円以上ありますし、少ない人だと5~6万円くらい。
セールなどがある月は収入がやはり上がりますし、ヤクルトでは化粧品も取り扱っているので、化粧品が売れた時も結構良い売り上げになります。
ヤクルトレディは買い取りしなきゃいけないって本当?
きっと、ヤクルトレディは商品の仕入れをするので「買い取りしなくてはいけない」という考えが世に広まったのかな?と思うのですが、実際には買い取り制度はありません。
毎週、決まった商品を購入される方の分と、道端などで購入してくださる分などを予測して少し多めに商品を仕入れます。
最初のうちは、社員さんが一緒に仕入れをしてくれます。
すると、大体これくらいは売れるなという感覚がついてきます。
そして、もし予測よりも売れ残った場合は、その商品が翌日以降に必ず出る他のスタッフに商品を引き継いでもらって在庫が残らないようにします。
新人さんの場合、余ってても遠慮してなかなか先輩たちに声かけできない人がいるのですが、そんな時は社員さんに声をかけてください。
すると、「ジョアが余ってるから、明日いる人~?」とかって手助けしてくれます。
先輩たちとの関係が縮まってくれば、「ジョアいる人~?」って自分から言えるようになりますよ。
まとめ
いかがでしたか?
ここまで読まれて、「あれ?ちょっと想像と違うかも」と思われたかもしれません。
ヤクルトではお仕事説明会や、センター見学などを行っていますので興味がある方は一度足を運んでみられるといいですよ。